「トロイの木馬型スパイウェアに感染した」にご用心
こんにちは、クリエイティブSecの長谷川です。
先日、友達からパソコンがウイルスに感染したんだけど、どうすればいい?と連絡をもらいました。
LINEで「画面に何か出てるの?とりあえず写真撮って送って」と伝えて
送られてきた写真を確認したところ、偽セキュリティ警告(サポート詐欺)の内容だったため問題はありませんでした。
どういう内容だったのか?
友達が送ってきた写真は以下のような内容のものでした。
詳しい人が見れば、一発で詐欺だなと分かる内容なのですが
そうでない人にとっては、なかなか焦ってしまう内容ですね。
この手のものは、警告などを閉じるためのボタンが隠されており
画面を閉じることが出来ないことが多いです。
また文章なども危機感を煽るような内容が記載されていて
冷静を保つことも難しいかもしれません。
さらには、「Windowsサポートに連絡する」という文章付きで
電話番号が記載されているので、電話しなくてはと思わされてしまうこともあるでしょう。
基本的には電話しないで
一般的なウイルス対策ソフトは、基本的にウイルスを自動で駆除したり
ファイルは危険だけど、本当に続行しますか?というような確認メッセージを出してきます。
そのため、もしウイスルに感染したよと表示されて、かつ電話番号が表示された場合は
その電話番号が安全なものなのか、一度表示された電話番号をGoogleなどで検索して確認してみると良いでしょう。
実際に表示されたらどうしたらいいのか?
実は警告画面はインターネットブラウザ上で全画面表示で表示されているだけなので
全画面を解除する操作を行うか、分からなければパソコンを一度シャットダウンするだけで良いです。
なお、2023年12月19日にIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が
「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ」を公開し
偽セキュリティ警告(サポート詐欺)画面の閉じ方を体験できるサイトを公開しましたので、紹介しておきます。
独立行政法人 情報処理推進機構 – 偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/fakealert.html
上記のページで体験する前に、必ずページ内の「2.体験サイトの操作方法」を読んでくださいね。
さらにページを読み進めていくと「3.体験サイトへ移動」という項目があり
その中の「偽セキュリティ警告画面の閉じ方体験サイト」というボタンがありますので、そこから体験に進むことが出来ます。
さいごに
近年はパソコンやスマートフォンでの詐欺も増えてきているため
利用する側は十分に注意しなければなりません。
IPAでは様々な情報を公開しており、不審なサイトや詐欺サイトへの注意方法も
掲載していますので、下記なども読んでみるといいでしょう。
URLリンクへのアクセスに注意
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2021/mgdayori20210831.html
ブラウザの通知機能から不審サイトに誘導する手口に注意
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2021/mgdayori20210309.html
メールの見かけ上の送信元情報を安易に信じないで
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/attention/2021/mgdayori20210921.html