続:半導体とはいったい何?
どうもはじめまして、物流システムSec加藤です。
前回、半導体とはいったい何?と半導体について紹介させて頂きました。
今回は半導体の歴史について紹介したいと思います。
半導体の誕生
半導体が出る前、コンピュータ(計算機)自体は1900年頃に真空管を利用したものが存在しました。
しかし、この真空管を利用しているものは建物一杯になるほどの大きいもので、
消費電力は多く、発熱も寿命も短いなど欠点が多いものでした。
その中、1947年にトランジスタと呼ばれるゲルマニウムやシリコンの結晶を利用して作られた半導体が開発されました。
トランジスタは、真空管より小型でしかも安価なために、今まで出来なかったことに利用されるようになります。
真空管はこのトランジスタに取って代わっていくことになります。
真空管
内部を真空にし電子の動きを利用して増幅、検波、整流、発振などを行うことができる管のこと
集積回路の誕生
トランジスタの発明を機に半導体の開発が進んで行きます。
その中で1959年にインスツルメンツ社がIC(集積回路)と呼ばれる物が開発されました。
このICの開発で、さらなる小型・軽量化され今まで搭載出来なかった電気製品に搭載されていくことになります。
その一つである電卓です。
この電卓は各社が相次いで開発が行われました。
開発は70年代後半まで電卓戦争と呼ばれるほどの熾烈なものだったようです。
IC (Integrated Circuit 集積回路)
シリコン基板上に、トランジスタや抵抗、コンデンサなどの機能を持った素子、その素子を多数まとめた電子部品のこと
小型化と多機能化
その後もどんどん小型化されていき、1つのICに1万個や10万個、そして1000万個と素子がまとめられていきます。
それに伴って複雑な計算が出来るようになり、多岐に渡っていろんな分野に使用されていくことになります。
パソコンやスマートフォン、ロボットなどなど
必ずと言ってどこかしらに使われ、私たちの生活を支えています。
おわりに
簡単に半導体の歴史をまとめましたが、
如何でしたでしょうか?
ほとんどの人が持っているスマートフォン。
調べものから買い物、ゲームまでもが全部手の平で出来てしまいます。
これも半導体の技術があってこそ出来るものです。
すごいと思いませんか?
物心ついてからパソコンに触ってきて片手で全て出来るとは本当にすごいと思います。
そんな技術の発展が凄まじいIT業界に憧れて今に至ります。
これからもこの分野で貢献出来るように頑張ってまいります。