そういえば「正座」って体に良いんでしょうか?
こんにちは、物流システムSecの井上です。
以前、遠縁の友人と話した時、
友人「実家に帰った時に、娘が正座できなくて行儀悪いと言われた」
…という様な愚痴を聞かされました。
友人の実家は畳にテーブル、座布団に正座のスタイルの部屋があり、
お子さんが正座できなかったのを行儀悪いと言われたことが大変お冠だった様です。
友人のこの話に1時間近く付き合わされたのは一旦置いておくとして、
正座できないことがそんなに行儀悪いか?と思ったのも一旦置いておくとして、
そもそも正座ってそんな難しいものでしたっけ?(たぶんこの一言で友人がヒートアップしました)
正座、慣れてる? できない? させてない?
井上の場合
うちは檀家の月参りや子供会のお参り、新年のお寺の集まり等があったので、
子供の頃から正座することが多く疑問に感じませんでした。
実家を離れてから気付きましたが、上記の風習的なものを除くと正座する機会はそんなにありませんね。
友人(のお子さん)の場合
お子さんが生まれた時にいろいろ調べ、小さい頃に正座させると良くないので正座させてこなかったらしいです。
ただし姿勢が良くなること等も知っており、大人になって正座する機会が来た時の為に少しずつ練習させようかと思っているとのことでした。
そして、そもそも老若男女問わず正座ができない人はいることを力説されました。(調べてみると結構検索に引っかかる程度に母数がいました)
というわけで、正座について友人からご教授いただいた内容を含め、少しばかり調べてみました。
正座のメリット・デメリット
●メリット
・姿勢が良くなる(骨盤が矯正される)
・膝の曲げ伸ばしによる運動、血行が良くなる
・O脚や腰痛の改善
・集中力が上がる、冷え性の改善
●デメリット
・骨格を歪める要因の一つ(特に幼児~成長期までに多い)
・血流が悪くなる
・O脚やX脚になる
・足が痺れる
メリット、デメリットの1~3が見事に正面衝突している様に見えます。
友人の話、紹介記事、実際に検証しているサイト等、実に三者三葉にメリット・デメリットが紹介されていました。
メリット・デメリット纏めてしまおう
メリットとデメリットが正面衝突しているなら、グルーピングして纏めてやりましょう。
4つ目を除けばメリット・デメリットの番号順にグループ化できる為、それを1~2文に纏めてみると…
1.骨盤矯正をするので姿勢が良くなるけど、骨が出来上がるまでの小さい頃にやると変に骨格が歪むことがある。
※当時の友人はこれが特に気になっていた様です。
2.膝の曲げ伸ばしによる運動で足の筋肉は鍛えられるが、正座している間は足の血行が悪くなる。
足が塞き止められている分、体の他の部位は血行が良くなる。
3.1の骨格が歪む関係でO脚等になる可能性もあるが、姿勢が良くなり膝の曲げ伸ばし等で改善もできる。
腰痛の改善は2の足以外の血行が良くなるかららしい。(4つ目の冷え性云々も恐らくこれ)
集中力云々については人それぞれですし、足が痺れるというのは当たり前という感想ですね。(座り方によっては痺れが改善できたりするので気になる方は調べてみてください)
結局、「正座」は体に良いの?
少なくとも悪くは無さそうですね。(あれ? 良いって言う流れでは?)
実際話を聞いて調べてみましたが、小さい頃は骨が歪む~の辺りはいろいろなところで紹介されていました。
かといって、正座すると不健康になる! ダメだ! …と書いているサイトはほぼ無かったです。
デメリット部分をしっかり調べて知っていれば正座しない・させないという選択肢にもなりますし、姿勢が良くなって(足以外の)血行が良くなるということは悪いことではないでしょう。(足は後でストレッチしましょう)
昨今はテレワークが増えて1日中椅子に座りっぱなしの時間が増えているので、たまには気分を変えて正座してみるのも良いのではないでしょうか?