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五捨五超入?
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五捨五超入?

こんにちは、物流システムSecの井上です。

「四捨五入じゃなくて…五捨五超入だからここは…」
先日薬局でナンプレを解きながら座っていた時に聞こえてきました。

井上「…ポケモンのダメージ計算でしか聞かない言葉!?」
…というわけで今回は謎の言葉“五捨五超入”を調べてみました。

●端数処理
五捨五超入の前に、まずは端数処理です。
端数処理とは、与えられた数値を一定の丸め幅の整数倍の値に置き換えることである。
ちょっと分かりにくいですね。

小数点以下の数字も入力できるが、表示は整数になる…といった項目があるとしましょう。
入力した小数点以下の数字をどう扱うか、というのが端数処理です。

単純に全部切り捨て・全部切り上げや、四捨五入などがあります。

●四捨五入
ではまず上記で出てきた四捨五入です。
小学校で習う方法ですね。
4以下を切り捨て、5以上を切り上げる方法です。

例えば少数第一位を計算する場合、単純な切り捨てだと1.9であっても1になります。
しかし四捨五入では1.4までは1に近いので切り捨てて1、1.5以上は2に近いので切り上げて2という様に、より近い値に丸められます。

●五捨五超入
ではいよいよ五捨五超入とは何ぞや? です。
考え方は四捨五入と同じで、5以下を切り捨て・5より上の値を切り上げる方法です。

四捨五入と比べて、1.5も切り捨てて1になり、1.5より大きい値は2になります。
五捨五超入は薬価の計算などで使われる様です。
(冒頭の薬局での話、そういうことでしたか)

●どっちがいいの?
四捨五入と五捨五超入はどちらが良いのか?
これは結局のところ計算方法なので、正直どちらとも言い難い、どちらも正しいです。
四捨五入は小学校で習う為、4以下・5以上の考え方がなじみやすいです。
5以下と5.000…001という五捨五超入を小学校で習っていたら匙を投げていた気がします。
四捨五入の方が単純で分かりやすい、説明しやすい!

しかし五捨五超入を推すなら(ちょっと暴論気味ですが)以下の様なケースが考えられます。
ケーキを10等分して2人に分けることを考えた時、普通は5個ずつ分けます。
四捨五入の考え方では0側の人は4個(1~4)しか受け取れず、10側の人は6個(5~10)になるので均等に分けられません。
(正確には9等分して考えるべきですがここでは一旦省きます)

この時、五捨五超入の考え方であれば5以下と5より上で判定できるので、
0側の人は5個(1~5)、10側の人は5個(6~10)で均等に分けられます。

五捨五超入は、数字を丸める際により0側に近い数字になりやすいです。
0になりやすいということは=お金の計算でも丸めると0になる確率が増える。
これが薬の計算に一部で使われている、少しでも金額が安くなる可能性があるのって、良いことじゃないでしょうか。
(実際にはもうちょっとややこしい計算でしたが、良しとしましょう)

他にも二捨三入・七捨八入(0・5・10の3つのどれに近いか)なるものもあり、
これは靴のサイズなど27cm、27.5cm、28cm…など5刻みにカウントする際に使われていました。
調べてみると他にも計算方法は多々あり、それぞれ暮らしの中にひっそり溶け込んでいました。

ふとしたきっかけで調べてみましたが、意外と奥が深い
もう少し調べてみようか…そう思い出しながらナンプレの数字の4,5,6とにらめっこするお昼休みでした。
(今日は数字漬けですね)

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