ブラウザの言語設定でアクセスを制限された話
こんにちは、クリエイティブSecの長谷川です。
最近のIT関連のネタをもとに記事を書きたかったのですが
いい感じのネタが見つからなかったので、今回は数年前に経験した話でもしようかと思います。
サイトにアクセスしてもエラーが表示されてアクセスできなかった
ある日、クレジットカードの利用明細を確認しようと
サイトにアクセスしようとしたらエラーコードとエラーメッセージが表示されるだけで
サイトコンテンツが正しく表示されないことがありました。
サイトが何かしらメンテナンスやトラブルにより繋がらないのかな?と思い
翌日に再度アクセスしたのですが、やはり繋がりません・・・。
大手のサイトだし、さすがに1日経っても解決していなければ結構なニュースでは?と思い
ネットニュースやTwitterなどで情報収集してみても、特にそんな話題はなし。
ここで、これは自分だけに発生している現象なんだなということで
スマホからアクセスしてみました。
すると、ちゃんと繋がるじゃありませんか。
試しに、問題が発生していたPCの別ブラウザで繋いでみます。
やっぱり繋がる・・・。
ということは、私がメインで利用していたGoogle Chromeで問題が発生しているようです。
Google Chromeでもう一度サイトにアクセスしてみても、やはり繋がる気配なし・・・。
エラコードとエラーメッセージが表示されているので、それで検索すれば何か分かるかな?と思いました。
が、検索してもヒットしない・・・。
どうやら、結構なレアケースの事象のようです。
ある日突然原因は判明する
実は、問題をすぐに解決することが出来ず、数ヶ月経ちました。
そんなとき、ひょんなことから原因がわかります。
WEB系の開発案件で、ちょうど多言語化の対応をしていたのですが
そのテストをしようとしてブラウザの言語設定を見に行きました。
すると、とあるものが目に入ります。
画像はこの記事を書くときにわざわざ再設定して撮ったので
当時と若干状況は違いますが、「中国語」が入っていました。
ふと、もしやこれでは?と思い中国語をリストから削除して、例のサイトにアクセスしてみます。
すると・・・
繋がるじゃありませんか!
まさかの不正アクセス対策で言語設定を見られていたようです。
接続元のIPアドレスに国制限は知っていましたが、ブラウザの言語設定を見るという方法もあるんだなと知りました。
後日談
この記事を書くにあたって、再度中国語を言語設定に加えてアクセスしてみたのですが、問題なくアクセスできました。
少し前にサイトがリニューアルされていたので、そのときに仕様が変わったのかもしれませんね。
というわけで、今回は思わぬ方法で不正アクセスの疑いをかけられ、とあるサイトにアクセスできなくなった話でした。
それでは、また。