スマホアプリ開発
ひかり拓本アプリの開発
Windows用アプリケーションのスマホアプリ化
独立行政法人 奈良文化財研究所に所属する研究員の方からのご依頼。ご自身で開発されたWIndows用アプリケーションをスマホアプリ化。
システム概要
- 業種
- 文化財の調査・研究
- 開発言語
- Flutter (Dart言語)、一部においてJava、Swiftを使用
- 制作期間
- 6ヶ月
背景・課題PROBLEM
もっと手軽にできるようにしたい
ご自身で特許も取られた「ひかり拓本」についてWindows用のアプリケーションを開発されておられました。しかし、現場にパソコンを持っていく必要などがあり、もっと手軽にできるようにしたいとのことから、スマホアプリ化のご依頼を受けました。
課題
- Windows用アプリケーションは開発できたが、スマホ用アプリを開発するノウハウがない
- Windows用アプリケーションでは、画像解析のために様々なライブラリを用いて機能を実装していたが、スマホアプリで同等のことができるのか
提案SUGGESTION
- Windows用アプリケーションを受領し、機能の内容とソース解析の実施
- スマホアプリに特化したUI・UXの提案
Windows用アプリケーションを受領し、機能の内容とソース解析の実施
お客様が開発されたWindows用アプリケーションでは、特許を取得された画像解析のロジックが用いられていますが、これについてお客様から具体的な内容をご説明いただきました。またソースコードの解析と併せて行うことで、その内容をより明確化し、スマホアプリ開発において同じライブラリ、または類似するライブラリを用いて同等機能を実装することができました。
スマホアプリに特化したUI・UXの提案
Windows用アプリケーションとスマホアプリでは画面サイズや操作の仕方の違いから、Windows用アプリケーションと全く同じ画面にすることはできません。そこで私達が持っている知見を活かし、スマホアプリならではの画面レイアウトや操作性を実現しました。
成果RESULT
- 「より手軽に」を実現
「ひかり拓本」の手法上、光源はどうしてもスマホとは別に確保しなければなりませんが、これまで現場にパソコンや場合によってはカメラを持参する必要があったのが、スマホだけで撮影と解析ができるようになったことで、より手軽にひかり拓本を実施することができるようになりました。
本プロジェクトを実施するにあたりお客様の方で、クラウドファンディングを実施されましたが文化財の重要性と石碑に残された貴重なメッセージを守り、伝えていくという使命の大切さが多くの方に支持され、目標金額を達成されました。
私達はこのプロジェクトに参加できたことで、メッセージを守り伝えていくお手伝いが少しでもできたなら、誇りに思います。